夢と現実の間
好きなことをして生きていくのは難しいと思う。
漠然とそんなふうに思っていました。
そもそも好きなものってなんなの。やっぱりそれがわからなくて、好きなことをやって生きていく、っていう人たちは世の中に存在していて、彼らの熱は画面越しにもばんばん伝わってきて。
じゃあ好きなものっていうのは、それだけ夢中になれるものをいうのかも。
「そうだ」っていう人、けっこういるように思います。
たぶんそれは本当だと思います。
でもじゃあ、好きなものがない人、それだけ夢中になれるものがない人はどうすればいいのって思う。
人生なんて一回きりしかない。
他の人が幸せに生きているのを見て、自分はそういうのないけど、あの人たちがやってくれてるから、って。
そんなふうに思うことはないと思う。
しょうがないからやってないんだ。
やりたいけどわからないからやってない。
やりたいことをやっていない。やれていない。
それでも幸せになれたとしても、「やっぱりだめだったか」とどこからか声が聞こえてくる。
勇気がでない、自信がない。人に言えるだけのものもない。
やりたいことがない。
それって本当につらいこと。苦しいこと。嫌なこと。
だから「自分は何がやりたいんだろう」って、ずっと考えています。
これまで私はふらふらと漂うような人生でした。
大学中退、放浪、10年間のフリーター。
ないない、と言ってはいても。
じゃあなんで探すんだって。
夢中になれるまでいかないけれど。
それを感じているからだと思う。
気づいていないだけで、やりたいことがあるんだと思う。
夢中になっていることが、あるんだと思う。
外に探しに行くんじゃなくて、きっとそれは今、もう、持っている。
悔いが残るのは、できることを知っているから。
見つけ方は知らないけれど、今もまだ、私の近くにあるのだと思う。
たどり方がわかれば、いいと思う。
好きを見つけに出発します。